2022.08.21, 27. サマーコンサート
長かった世界的パンデミックが少し落ち着いてきた2022年夏、ようやく再会を果たしたムジカ・ブリューテメンバー、ソプラノじゅんことピアニストえりかが思い立ったら即実行の勢いに乗って再びジャパン・ツアーに乗り出しました。
とはいえ、まだまだ地方は不特定多数の集会に敏感なご時世、公民館ホールの1/3に席数を限った長野公演と、口コミでほぼお知り合いの方限定の東京公演になりました。
東京公演は、これまた踊る魔女祥子さんのホークスポークス魔法が効いて、本当に素晴らしいご縁があっという間に繋がり、タカギクラヴィアさまの松濤サロンで演奏させていただける運びに…。まさか初めてコンタクトをとったその日、高木さんご本人が長野の、しかも地元の街に偶然いらっしゃっているなんて、こんなことってあります!?
そんなこんなで完全に調子に乗ったわたしたち、今回は長野公演も東京公演も、ウィーン流投げ銭方式でやってみました。お客さま方は戸惑いながらも、久しぶりの演奏会をとても楽しんでくださり、おかげさまで興行は大成功。祥子さんやピアニストまいこちゃんも東京公演に駆けつけてくれました。
今回は演奏者ふたりということもあり、これまで時間をかけて身に着けてきたオペラという大作を、サロンや少人数でもわかりやすく伝える演奏の形を改めて考えていこうということで、語りとピアノでつなぐ『20分濃縮オペラ』をプログラムに入れてみました。毎晩遅くまで、オペラのスコアとにらめっこし、LineやZoomでやりとりする中で、曲と台本の断片たちがパズルのように流れに嵌った時の喜び、そしてコンサートの日の絵日記にトスカのラストシーンを描いてくれた園児さんの報告など、今回も発見と喜びに満ちた本番となりました。
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